どうも、カメ助(@kamesuke_blog)です。
先日、Windows11端末でPythonスクリプトを定期実行する設定を行いました。作業内容を忘備録として記録しておきます。
この記事はこんな人にオススメ
・WindowsでPythonのプログラムを定期実行したい
Pythonスクリプトを定期実行したい方の参考になれば幸いです。
実行環境
- OS:Windows 11
- エディタ:VSCode
Pythonスクリプトを定期的に実行する手順
私の場合、ローカルのWindows11端末でPython環境を構築していたため、pyファイルをそのまま定期実行していきます。手順は以下の通りです。
定期実行したいPythonスクリプトをVSCodeなどで作成します。
以下の情報を取得します
- Python.exeのフルパス
- 実行するpyファイルが保存してある場所
- 実行するpyファイル名
順に説明していきます。
1:Pythonスクリプトを「xxxx.py」ファイルとして保存する
まずは、実行するPythonスクリプトを作成します。今回は「sample.py」として作成しました。
1 2 3 4 5 6 |
print("Hello World!!") print("Hello World!!") print("Hello World!!") print("Hello World!!") print("Hello World!!") print("Hello World!!") |
2:Windowsタスクスケジューラに必要な情報を取得する
次に、Windowsタスクスケジューラに必要な以下の情報を取得します。
- Python.exeのフルパス
- 実行したいpyファイルが保存してある場所
- 実行するpyファイル名
順番に見ていきましょう。
1:Python.exeのフルパス
まず、Python.exeのフルパスを取得します。VSCodeでは「py –list-paths」のコマンド実行することで確認できます。
以下、実行例です。
1 2 3 4 5 6 7 |
PS C:\Users\zeros> py --list-paths Installed Pythons found by C:\WINDOWS\py.exe Launcher for Windows -3.10-64 C:\Users\zeros\AppData\Local\Programs\Python\Python310\python.exe * -3.7-64 C:\Users\zeros\AppData\Local\Programs\Python\Python37\python.exe -2.7-64 C:\Python27\python.exe PS C:\Users\zeros> |
私の環境では、複数のPythonがインストールされているので複数の情報が表示されています。
今回はPython3.10を使用するので、Python.exeのフルパスは「C:\Users\zeros\AppData\Local\Programs\Python\Python310\python.exe」です。
2:実行するpyファイルが保存してある場所
次に、実行するpyファイルが保存してある場所を確認しておきましょう。
今回実行するPythonファイルのフルパスは「C:\Users\zeros\OneDrive\デスクトップ\python\test\sample.py」なので、実行するpyファイルの場所は「C:\Users\zeros\OneDrive\デスクトップ\python\test」です。
pyファイル名は除きます。
3:実行するpyファイル名
最後に、実行するpyファイル名は「sample.py」です。
以上で、Windowsタスクスケジューラに必要な情報が揃いました。
- Python.exeのフルパス「C:\Users\zeros\AppData\Local\Programs\Python\Python310\python.exe」
- 実行するpyファイルの場所:「C:\Users\zeros\OneDrive\デスクトップ\python\test」
- 実行するpyファイル名:「sample.py」
続いてWindowsタスクスケジューラ設定を行います。
3:Windowsタスクスケジューラの設定を行う
まず、タスクスケジューラを起動します。
「Windowsキー」を押下し、検索ボックスに「タスク」と入力して検索結果の「タスクスケジューラ」を選択します。
次にスケジュールの設定をしていきます。
メニューの「操作」を押下し、「基本タスクの作成」を選択します。
表示される画面で「タスク名」と「概要」を入力し、「次へ」を選択します。
次のタスクトリガー画面で「タスクの実行頻度」を入力し、「次へ」を選択します。
トリガーが「毎日」の場合は、タスクを起動する①開始日付、②実行する時間、③実行間隔を設定します。
設定が完了したら、④「次へ」を選択します。
操作画面で「プログラムの開始」を選択し、「次へ」を選択します。
プログラムの開始画面で、手順2の情報を入力し「次へ」を選択します。
- Python.exeのフルパス「C:\Users\zeros\AppData\Local\Programs\Python\Python310\python.exe」
- 実行するpyファイルの場所:「C:\Users\zeros\OneDrive\デスクトップ\python\test」
- 実行するpyファイル名:「sample.py」
最後に設定内容が表示されますので、問題なければ「完了」を選択します。
以上で、Windows端末でのPythonスクリプトの定期実行の設定が完了しました。
デフォルトのタスク実行条件は、タスク作成したアカウントでWindowsにサインインをしているときのみ起動なので注意しましょう。
最後に
今回は、Windows11端末でPythonスクリプトを定期実行する設定手順について説明しました。
- Pythonスクリプトをpyファイルとして保存する
- Windowsタスクスケジューラに必要なパスの情報を取得する
- Windowsタスクスケジューラの設定を行う
使い方次第になりますが、Pythonスクリプトを定期実行することで、様々な作業効率が向上すると思いますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント